HOME > 岐阜県花崗岩販売協同組合とは
昭和49年9月に、岐阜県石材採掘販売共同組合と蛭川石材協同組合が合併して設立。
代表者名 | 曽我 太平 |
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所在地 | 〒509-8301 岐阜県中津川市蛭川田原5286-5 |
TEL・FAX | 0573-45-2615 |
設立日 | 昭和49年9月3日 |
組合員数 | 24名 |
出資金額 | 6,286,000円 |
業種 | 石材採取・各種石材加工・各種石工事・造園工事 火薬類販売業務 |
当石材組合は当初、石材製品の共同販売や副資材の共同購入、火薬類の共同保管等を目的として設立されました。
近年の石材需要の低下と中国からの加工製品の輸入により、受注量の減少、石材製品の低価格化により、地場の石材産業として衰退しつつある状況にあります。
そのためこの地域の石屋はほとんどが、家族単位の零細企業であります。
組合ではこの状況に対応すべく、当初の組合設立目的のみではなく組合をひとつの技能集団・技術集団として一種の共同企業体として位置づけ、公共工事等の大型物件受注にも対応できる体制を整えております。
その一環として岐阜県職業能力開発協会に働きかけ、当組合にて石積み検定を行っております。
現在、約30人の職人が1級もしくは2級の資格を持ち、高度な技術を要する工事に対応しております。
また、近年問題となっている環境問題にも注目し、端材利用及び、リサイクル製品の開発にも力を注いでおります。
岐阜県職業能力開発協会が実施している技能検定の中で、石材施工の石積み作業の検定は、全国でも少なく岐阜県で初めて岐阜県花崗岩販売組合の働きかけにより行われるようになりました。
石積みの技能検定には1級と2級があり、合格すると他の技能検定と同様に『技能士』の称号が与えられ、国から『技能士章』が授与されます。技能支章は、確かな技能のあかしとして高く評価されます。
現在、岐阜県花崗岩販売協同組合には1級25名、2級13名の合格者がおり、高度な技能が必要とされる工事においても対応できる体制を整えております。
『ひるかわ石』の新たな販路を探るとともに、石工の技術伝承を目的として、河川改修工事などで近年、姿を消しつつある『石橋』に注目し、その価値を見直し建設に取り組むことに致しました。
完成した石橋は、長さ11.4m、高さ3.65m、幅2m、使用したひるかわ石の量は約300tのコンクリートやボルトを一切使用しない、石だけの『石橋』です。
建設に際して幸いにも、平成11年度 岐阜県地場産業振興対策事業の新商品開発能力育成等事業の助成を受けることができました。今後、ますます姿を消しつつある石橋を保存、復元、建設するための技術の伝承、人材育成に役立つものと確信しています。
この與運橋(通称めがね橋)は、1920年代当時の多治見電灯所(現在の中部電力)が、小里川第三発電所へ渡るために、地元産花崗岩を材料にして整備された本州では非常にめずらしい三連式石造アーチ橋(橋長20.1m・幅員2.7m)です。
小里川ダム建設工事により水没することから、国土交通省小里川ダム工事事務所により移築されました。元請会社の下、各組合員の協力を得て、無事工事を終える事ができました。
『石の里蛭川』の石作り展示館。建物はポストテンション工法による耐震構造の石造建造物。蛭川みかげ石の風合いを活かしてデザインされています。
館内には蛭川みかげ石の作品が展示してあります。蛭川みかげ石の良さを活かした作品ばかりです。
是非ご観覧くださいませ。